新型インフルエンザ
新型インフルエンザに影響された1年であった。 鳥インフルエンザより弱毒性と思っていた、新型インフルエンザにWHOがパンデミック フェーズ6を発表した時は医療関係者としては脅威を感じた。 この先どうなるのだろうと。
今回、サーベイランス方法が変更となり、インフルエンザによって死亡した患者、入院患者のうち重症患者(急性脳症を発症・人工呼吸器装着・集中治療室入室)のみを公的機関へ連絡する。 ようやく一段落した感じである。
現場での対応を振り返ると、厚労省の会見・情報が先立って流れ医療機関の通達が遅かった。 また、ワクチン導入が遅く、ただでさえ冬の医療機関は忙しい時期なのに患者さんだけでなく、ワクチン接種の問い合わせに電話はなりっぱなしのパニックであった。 輸入ワクチンがほとんど廃棄処分になるというもの不可思議な話だ。 いったい誰が判断したのだろう。 発生当初の検疫や隔離がどの程度効果を発したかはわからないが、学校などで接触防止策・標準予防策の手洗い、うがい、咳エチケットマスクなどは予防に効果があったのかとも思う。
毎日新聞によると 新型インフルエンザによる国内の死者は198人(4月13日現在)。米国の推計1万2000人と比べると格段に少なく、国内対策は「成功した」とも言える。 世界保健機関(WHO)でも、日本の死者数の少なさに「日本のミステリー」と注目が集まるっているようだ。
09年 4月24日 WHOが、米国とメキシコでインフルエンザが発生し、メキシコで60人が死亡したと発表
27日 WHOがフェーズ(警戒レベル)を4に引き上げ
28日 日本政府が新型インフルエンザ発生を宣、成田、中部、関西の3空港で機内検疫を開始
29日 WHOがフェーズ5を宣言 5月 9日 成田空港でカナダから帰国した大阪府立高の教諭と生徒計3人の国内初感染を確認
6日 海外渡航歴のない神戸市の高校生の感染を確認
6月11日 WHOがパンデミック(世界的大流行)のフェーズ6を宣言
8月15日 国内で初めて、感染患者の沖縄県の57歳男性が死亡 10月19日 医療従事者のワクチン接種開始
30日 一般へのワクチン接種開始
10年 1月15日 厚労省が海外2社のワクチン販売を承認 3月12日 定点医療機関からの患者報告数が流行水準を下回る
日時: 2010年04月26日 07:35